青魚などを食べた後に蕁麻疹が出た患者さんを時々診察する機会がありますが、もともと鯖にアレルギーがない方であれば、ヒスタミン食中毒(scombroid poisoning)を考えます。
Scombroidはサバ科のことで、サバ、マグロ、カツオ、サンマなどのことを言いますが、Scombroid以外の魚(イワシ、マイワシ、シイラ(mahimahi)、カタクチイワシ、ニシン、カジキ、オオキスズキ、シャケ、ハマチ)や鶏肉、ハム、チェダーチーズ、ドライミルクでもヒスタミン中毒は起こりうる(Step Beyond Resident 3、林寛之著、P.165、羊土社)」そうです。
食中毒を引き起こすと考えられる食品中のヒスタミン濃度は次のように推定されています。
Scombroidはサバ科のことで、サバ、マグロ、カツオ、サンマなどのことを言いますが、Scombroid以外の魚(イワシ、マイワシ、シイラ(mahimahi)、カタクチイワシ、ニシン、カジキ、オオキスズキ、シャケ、ハマチ)や鶏肉、ハム、チェダーチーズ、ドライミルクでもヒスタミン中毒は起こりうる(Step Beyond Resident 3、林寛之著、P.165、羊土社)」そうです。
食中毒を引き起こすと考えられる食品中のヒスタミン濃度は次のように推定されています。
- 5mg/100g以下:安全域である。
- 5~10 mg/100g;感受性が高いグループでは食中毒を起こす可能性がある。
- 10~100 mg/100g:食中毒を起こす可能性があり、軽度~中程度の症状を呈す。
- 100 mg/100g以上:食中毒を起こす可能性が高く、重篤な症状を呈する。
家族で同じ魚を食べても、魚肉に含まれるヒスタミンの量に違いがあり、症状がでる人と出ない人がいるのはこのためですね。
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